吸血鬼の王子に恋をしたらだめですか?

どっちが勝つ?

「クロトくん」 「何?夕日」 「どうやったら吸血鬼になるの?」 「吸血衝動が、起きて、血を飲めば。本来の力が出せる」 スッと制服の上着を脱ぎYシャツのボタンに手をかける。「な・・ちょっ・・ゆ、夕日何やってんだ!」
慌てて止める。
「血、吸っていいよ?」 プチプチ。Yシャツのボタンを第1、第2まで外す 「え・・お、おい!」顔が赤くしながら
止める。 「血、吸うなら・・早くして・・」

襟を引っ張り首筋を見せる。「っ・・」 スタスタと私に近づき
耳元で「いいんだな?」 「うん」 「行くぞ。」 ガプッ!「うっ・・っ・・はぁ・・」 左首筋に牙を立てる じゅるじゅる・・ぎゅっとクロトの制服の裾を掴む
首筋から牙が離れる はぁ・・はぁ「キス・・してもいい?」 「うん」 月明かりに照らされながら・・どちらからともなく、キスをする ・・甘く、痺れるほどのキスをクロトくんの手を掴むクロトくんも・・私の手を優しく握る
キスをやめて、ぎゅっと抱き締めてくるクロトくん
「絶対守るから見ててくれ、夕日」 「応援してるから」