吸血鬼と祓魔師の出逢い

夏休みの初日、友達とはしゃぎすぎたせいで17時に帰る予定が20時になってしまった・・タッタッタ「はぁ・はぁ・・急がないと・・晴斗お腹空いてるかも」

私は、湖南夕日。久々に友達と遊んだせいで帰るのが遅くなってしまった。中2の弟の晴斗は部活が終わって帰宅してると思う。 両親は、二人とも海外で仕事・・公園が見えてきた。家から近いけどお父さんに公園は通るなって言われてるし・・最近は、私の通う太陽学園の女子が、貧血の状態で病院に搬送された話があるし・・
ええい!弟の為、ダッシュで走れば! タッタッタ!
足の速い私は、どんどん走っていく・・「もう少しで家に・・」ガザガサ!ビクッ!「な、何?犬?」 ぬっと月明かりに照らされて、暗がりから出てきたのは・・「よ、夜ノクロト!?」黒いふくにジーンズの姿は、昼間と違う・・思わず後ずさりをする・・「あ?お前、湖南夕日?」
名前を聞かれて「う、うん・・」と答えるしかない。ザッザ
月明かりに照らされた彼の目は、赤くなっていた 「なんで、目が、赤いの?」そう聞くとニヤリ「ふぅ~ん。お前見てたら血が欲しくなった。よこせ!」ダッ!「き、きゃああ!!」