私が先輩で先輩が私!?

「人の体ジロジロと見て…
気持ち悪いよ」


「気持ち悪……!??」


「うそだよ~朱音ったら。
冗談なんだから本気にしないでね笑」


「嫌われたかと思っ__ 」



ドンッッッ!!!!!!!



「いたっっ!!」


肩にぶつかった強い衝撃とともに
バランスを崩し、目の前が揺れた。


反射的に強く目をつむっていた。


だが、地面に叩きつけられる直前に
誰かに腕を捕まれていた。



「大丈夫か?」


「あ、はい。ぶつかってすみません」
と同時に顔を上げた。





突然、私の中で何か衝撃が走った。