蝉声アフタリミッジ

「ぉぃ、おい!!!」

その声で目を覚ました。
「お、起きた!」
「!?」
そこには現実離れした服装の少女の姿が。
黒い猫耳帽に金色のショートヘアー、黒いタンクトップの様な
シャツに、長めの手袋の様な物をしており、この時期にはとてもありえない服装。
おまけに猫のような尻尾まで生えている。
その猫の様な風貌の少女は、八重歯を覗かせながら、
「アーソ!ウサギが起きたぞ!っていないのか・・・」
と言った。ウサギ?と思いつつも、とりあえず今置かれている状況を
聞く他なかろう。
「あ、あの・・・」
「ん?どうした?」
「えっと・・・ここ何処ですか?」
「・・・は?あ、そうか。えっとな・・・まずお前はうちの前で倒れていた。
だからまずここへ運ばせてもらった。まぁつまりここは私の家だな」
「は、はぁ・・・」
「それでこっちも聞きたいのだが、倒れる前の記憶ってあるか?」
「え?えっと・・・ってあれ?」
思い出せない。私が倒れる前、何をしていたか、何を考えていたか。
「はぁ・・・ ということはお前、人間界から来たんだな・・・」
「・・・え?何言って・・・」
そう言った瞬間、頭に頭痛が走った。
「っつ!?」
「お、おい、無理するな!話はこっちが言ってやる」
そう言って、少女は、ある話を始めた。