「それじゃあ、今から席替えするぞ〜」 突然に告げられたことに驚きが隠せず 後ろの席の親友、篠川華 (しのかわはな)こと しのちゃんに助けを求めた。 「ねえ、どうしよう!もし、また隣の子と 話せなかったら」 私の隣は基本、うるさい男子が多く 私の苦手なタイプで話しかけられたことはない。 でも、私は恋がしたいのだ。 だから、ここで諦めるわけにはいかない。