「桐乃!」



うとうとしていると、急に呼ばれた名前。



「この問題解いてみなさい。」



最悪だ、よりによって一番苦手な分野。


仕方ない、ここは正直に
わかりませんと言おう。


声を上げようとした、そのときだった。