太陽とあたし。

<芹沢SIDE>

「もしもし。」
「葵?おい、お前の元カノいたのかよ?」
「・・・・・・。」
中島は確かにいた。てかいることを知ったのは朝。そこから帰り、ついてきてたし。ストーカーかよ、オレ。
「いたよ。彼氏と一緒にいたし。」
「ぶはっ、まじかー、葵、ずっとその子のこと好きだったんだろ?」
「ッ、うるせーな・・・・・。」
確かにあいつのことは卒業してからもずっと想い続けてた。オレからフったくせに。まだ全然忘れられてない。
「でも、彼氏さん葵よりイケメンなわけー?お前、性格ひねくれてるけど、顔はイケメンだもんなー・・・」
まぁ、確かに、整ってるほうだと思う。俺の顔は。昔からなにもしなくても女はよってくるし・・・・。でも、あいつはオレから告白して付き合ったしな・・・・。
「オレよりイケメンなんじゃないか?しらねえよ、オレよりチビだしな。なんかアホっぽいけど。」
「ふはっ、お前、最低だな。」
「お前もな。」
オレは最低だよ。だから、最低なことしても、許されるよな?