――――次の日の放課後――――

今は準備室に二人だけ。


「先生。」



「ん?」



そんな笑顔で見ないで。期待、させないで...!


「私は、先生が好きです。先生としてではなく、男性として」



「......」



無言の先生を見ていると目の前がだんだん見えなくなっていく。



「泣くなよ。片倉。片倉が泣いてるのを見るの嫌なんだよ」



「......そんな、思わせぶりな態度とらないでよ、先生」



「......」