「うちの猫が・・・あら!さっきの子?

またまたごめんね~。もう迷惑ばっかり

かけちゃってーあ!そう言えば私の名前教

えてなかった、私はハコベ ヒグレ

゛繁縷 日暮゛だよ」


「はぁ・・・」


──なんだこの人?いきなり自己紹介

してきて怪しい・・・ー


とか思いつつ

「これも縁だし一緒にまわりません?」と

か言われると

断われないんだよな


「おい、麻日。本当に一緒に行くのかよ」


──本当なら俺と2人で難問と言う壁を乗り

越えていく予定だったのに──


だがすかさず脳内に新芽が現れて「わたし

もいるから!」と怒鳴り込んできた。