なのに、麻日は我慢出来ず思わずろうかへ

飛び出してしまった。


「うるさーーーーーい!」


「前原!!━━━━━!!」

クラスの男子がなんか言ったけどうまく

聞き取れない。

「ん!?なに?もっと大きい声で言って」


「前原!…しろ!…ぅしろ!」


━━━ん?後ろ?



っと、振り向く麻日。

なんだか、紫色の…  


「ヤバイ!!!」


なんと後ろには、あの紫色の物体がいた!


「な、なんで!?」



麻日の足は凍えたチワワのようにガタガタ

と、震えていて前にも後ろにも動かなかった。



しかも、あの紫色の物体は想像以上にデカかった。


━━━━つぶされる!!!━━━━