日暮れ物語



「かわい〜♡♡」


日暮はドラゴンを抱きキャハキャハ
している。


「名前は何にしよ〜かな〜」

「飼わないぞ」

博士は今まで見た事ないような真剣な顔。


だか、日暮は気にしない。

「『ドラ』とかは?ん〜『ゴン』とかはどうかな?」


「おい。聞いているのか。飼わないぞ。」

博士の声はとても冷たかった。


「いーよ。」


「は?」

博士は正直戸惑った。あっさりすぎないか?

「じゃあ。ひとりで飼うから。と言うことで さよーならー」

「おーい!待ちなさい!!!!」

「じゃあ、いい?」

「ダメだ」

「期間限定 京都の特別宇治抹茶のスペシャルドーナツ (特大)買ってあるけど。食べちゃおっかなー」

次の瞬間博士の眼が変わった。



ササッと博士がやってきた


「博士!ちょっと待って!」

博士は尻尾を高速に振り日暮の足もとに縋ってる。


「博士!おすわり!」


わん!


「待て!」



わんー!


「ドラゴン飼って良い?」


わん!(OK)

「やったーーーーー!!!ありがとう!博士」


博士は物につられやすいのだ。特にドーナツ。


「博士。名前どーしよ」


「どぉなふ!」

口からドーナツをはみ出させながら叫ぶ。


「はぃ?」

ドーナツを飲み込んで改めて『ドーナツ!』と叫んだ


「はぁ、、」


  ぐぅがぁー♡

「もしかして、、気に入ったの?」


ぐぅーー♡


「はぁ、、」

━━センスないけど気に入ったみたいだし、、

まぁいっか