日暮れ物語



日暮は、目を輝かせ博士を見つめた。

「飼って良い?ドラゴン。ねぇいーい?」

日暮は、さらに目を輝かせた。

「まっ、眩しいっ。でもダメだ!」

博士は日暮から、卵をヒョイッと奪うと

「君も僕がドラゴンが嫌いなことくらい知っているだろ!」

すると、博士は卵を投げ捨てようとした。

「ぁああああ!ダメ!捨てないでよ!」

それを、必死に遮る日暮。



そんなことして、かれこれ10分経過。