「そっかー。頑張ってみる!ありがと」
「ううん。ファイト!!」
あははっと笑いあっていると、頭に何かがのせられた。
「うひゃ!?」
ん?!と思って上を見ると間近にレンくんの綺麗なお顔が。
「んー、そーか、俺もそうすればいいのかなー?」
「な、なにしてるのレンくんッ。恥ずかしいよっ」
「ごめんごめん、ついー」
「ついー、じゃないよ!もうっ」
やっぱり、レンくんは私を翻弄させる天才だ。
このドキドキも、
熱くなっているほっぺたも、
他の子にはしてないのかなっていう
期待みたいな、よくわかんない感情も、
全部、
私を翻弄させる。