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「コホッコホッ」
昨日は全然眠れなかった。
しかも、帰る途中雨が降り出すし。
もう、最悪なことこの上ないよ。
傘持ってきてなかったし。
風邪、ひいちゃったかな。
頭がボーッとする。
.............学校、行きたくないな。
あんなこと言っちゃって、普通に教室なんていけないんだけど。
そんなことがお母さんに言えるわけもなく、学校へ向かった。
「あ、おはよー」
「おはよー、サエ」
笑顔でサエに挨拶して、席に着いた。
チラッとレンくんを見ると、クラスの男の子たちとふざけあってた。
目が合いそうになって慌てて逸らす。
なに気にしちゃってるの、自分から遠ざけたくせに。
.............あれ?最初に突き放したのはレンくんだっけ??
もう、ダメだ。
頭がボーッとして考えられない。
授業、集中できるかな.............。