何も無かった真っ白なトコロに、赤いハートがついた。
さっき投稿したばかりのツイートに、もういいねがついたことに緩む頬。
別に、ネットしか友達がいないとかそういう訳ではないんだけど
嬉しいことに私にはたくさんのフォロワーさんがいたりする。
毎朝、ツイッターを見てから学校へと出発する。
それが私のお決まりなんだ。
「いってきまーす」
ドアを開けて、通学路へと歩く。
3度目の角。
そこが翔太との待ち合わせ場所。
ぼんやりとローファーを眺めていた。
「美帆!ごめん!」
聞き慣れた声。
「別に……?いつものことじゃん。」
ローファーから視線をあげない。
「美帆?怒ってるの……?」
不安そうな翔太。
こみ上げてくる笑いを抑えられず
思わず肩が震える。
「え!?うそうそ!?ご、ごめんね!?」
「ばーか。」
アホみたいな顔してる翔太に言ってやった。
「もう!美帆ヒドイ!」
「未だに女の子を待たせる方が悪いと思いますが?」
こんな会話してるとまたカップルに見られるのかな……。
「ん?美帆?」
翔太、普通にカワイイし。
中性的な顔立ちっていうの?
そんなやつ。
「翔太さぁ、告白とかされないの?」
「えぇっ!?ぼ、僕なんて……」
でも、メソメソしてるから多分モテないんだろうな……。
「それに僕、好きな子いるから。」
「……ふーん。」
周りに学校の生徒が増えてきたこともあり、軽く受け流す。
「ちょ、反応薄くない!?」
「あんまり喋ってたら付き合ってるって思われちゃうよ。翔太好きな子いるなら困るでしょ。」
そう……翔太は、ただの幼馴染み。
ただの同級生。
ただの腐れ縁。
ただ、ずっとそばにいただけ。
さっき投稿したばかりのツイートに、もういいねがついたことに緩む頬。
別に、ネットしか友達がいないとかそういう訳ではないんだけど
嬉しいことに私にはたくさんのフォロワーさんがいたりする。
毎朝、ツイッターを見てから学校へと出発する。
それが私のお決まりなんだ。
「いってきまーす」
ドアを開けて、通学路へと歩く。
3度目の角。
そこが翔太との待ち合わせ場所。
ぼんやりとローファーを眺めていた。
「美帆!ごめん!」
聞き慣れた声。
「別に……?いつものことじゃん。」
ローファーから視線をあげない。
「美帆?怒ってるの……?」
不安そうな翔太。
こみ上げてくる笑いを抑えられず
思わず肩が震える。
「え!?うそうそ!?ご、ごめんね!?」
「ばーか。」
アホみたいな顔してる翔太に言ってやった。
「もう!美帆ヒドイ!」
「未だに女の子を待たせる方が悪いと思いますが?」
こんな会話してるとまたカップルに見られるのかな……。
「ん?美帆?」
翔太、普通にカワイイし。
中性的な顔立ちっていうの?
そんなやつ。
「翔太さぁ、告白とかされないの?」
「えぇっ!?ぼ、僕なんて……」
でも、メソメソしてるから多分モテないんだろうな……。
「それに僕、好きな子いるから。」
「……ふーん。」
周りに学校の生徒が増えてきたこともあり、軽く受け流す。
「ちょ、反応薄くない!?」
「あんまり喋ってたら付き合ってるって思われちゃうよ。翔太好きな子いるなら困るでしょ。」
そう……翔太は、ただの幼馴染み。
ただの同級生。
ただの腐れ縁。
ただ、ずっとそばにいただけ。

