ポケットの幸せ


女の子は泣くのをやめた


笑っていようと思った



明日もまた顔見知りのお店の裏口をまわろう





女の子は公園の方へ歩き出した




手の中の甘い幸せを






そっと小さなポケットに入れて





+Fin+