女の子は美しい容姿を持っていた
雪に負けない白い肌は
公園の冷水ですすぐしかない事を感じさせないほど透き通っていた
藍に近いブルーをもった大きな瞳にはまばたくたびに光が零れ落ちそうなまつ毛があしらわれ、
小さな唇はバラ色に引き結ばれている
だけど女の子の纏っている服は決して美しい身なりとは言えず
布と言った方が正しく思えるほどにみすぼらしかった
1つだけ付いている小さなポケットには
石ころさえも入っていない
とかせば美しいであろうブロンドの髪も
クシを持っていない女の子には無駄なものに思えた
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