次の日の夕方の6時~
響くんはコンビニで雑誌の立ち読みをしていた。
そこはガラス張りになっていて、中からも外からも、全て見える状態だった。
雑誌を手にしながら、響くんの目はキョロキョロ、キョロキョロ~
私は、どこにいるかって?
そんな響くんの姿を外から、物陰から、じっと伺っていた。
来る訳ないじゃん……
っていう腹立たしい気持ちと、お願い、来てあげて……っていう思いが交差する。
6時5分……10分……
20分……。
響くんが表に出て来た!あっ、見つかっちゃうよ!
私は狭い通路に姿を隠した。
出て来た響くんは辺りを見渡し、またコンビニに戻った。
それから6時半になり……40分…になり、私も疲れ、その場に座り込んでしまった。
ガラス越しに見える響くん……………
何だか可哀想で愛しくて……そんな響くんの姿が痛くて………涙が出てきたよ……。



