「…何があったか話せるか?」
「…う、うん」
「じゃあまず、その足どうした?」
「えと、、慣れてないサンダル履いてて、走ったりして、、」
「慣れないサンダル履いてどこ行ってた?」
「…花火大会」
「誰と?」
「……冬田くん」
「……ふたり?」
「ソノミちゃんと木戸くんも来るからって誘われたけど、、結局ふたりだった…
2人で来たかったからウソついたって言われた…」
「…なるほどな、、
それで、さっきなんで泣いてた?」
「……あのね、、
嫌だったのに、、私、、逃げられなくて、、」
また涙がこみ上げる。
「…冬田に何された?」
りゅうちゃんの声が急に低くなる。。
「…き、き、キス、、
嫌だったのに…っっ!!」
チッ
舌打ちする、りゅうちゃん。。
「…キスだけ?
他になんもされてない?」
りゅうちゃんは、今度は優しい口調でそうきいた。
「好きって言われて抱きしめられたけど突き飛ばして逃げてきちゃった……」
りゅうちゃんは、右手で私の手を握り、左手で私の涙をそっと拭ってくれる。
「…そんなに泣くほど、嫌だった?」
「…うん、、なんか、、冬田くん怖かった…
花火見てる間も、距離近いし、なんかずっと怖かった…」
私の手を握ってくれているりゅうちゃんの手が優しくて、余計に涙が止まらなくなっちゃった。
「…俺は?
こんなにくっついてるけど、怖くないの?」
え、、
りゅうちゃんが怖いわけないじゃん…!!
その質問にびっくりして涙が止まる。
「りゅうちゃんのこと怖いわけないよ!!
だって今日も花火見てるより、りゅうちゃんに会いたい!って、りゅうちゃんのこと考えてる時間の方が長かったもん……
りゅうちゃんの近くにいると、安心するの…」
そう言ってりゅうちゃんの目を見つめる。
「……俺だって、急に何するかわかんねぇぞ?」
「それでも怖くないもん…」
「へえ…
じゃあ、、」
りゅうちゃんはそう言うと、ゆっくりと顔を近づけてきた……
え、、、
私はギュッと目をつぶる。
