―――翌朝―――


スヤスヤ眠っている、お姫様に、危機感なんて全くないだろう…と、3人の男は思った。


夢「誰が起こす?」

直「え?知らねっ」

礼「じゃあ、俺が起こすよ。」


そして、元次女。現代次男が、お姫様を起こしにかかる。


也「うぅっ…?」

夢「起きた?也」

私は、目が覚めると…3人の美形さんに囲われていた。


也「なっ、何よッ!!」

ベッドに体操座りし、敵を見た、猫の様に威嚇する。


夢「騙すつもりは、なかったんだけど…傷付けたよね?ゴメン」


傷付いたどころじゃないわよっ…。


也「用はそれだけ?ってか何で、勝手に部屋入ってんのよっ!出てってよ!」

礼「也、俺達は…意地悪するために女装してたんじゃないんだよ?」


これが意地悪じゃないなら、何を意地悪っていうんだよ!


也「ほっといてよっ…。」

直「もっといてよ?良いぜ、この俺様がいつまでも也の傍にいてやろう」


はあぁ?

也「……」

苛々する。こんな奴等の相手なんかしてられないわっ。


也「学校、行くから」

夢「今日は土曜日」


うっ。こんチクショ。

也「もう良いでしょ?出てってよぉ…」