夢「あ…はい」
え?何かいきなり、落ち込んでません?
也「…じ、じゃあ…行ってくるね?」
私は部屋から、財布と携帯が入った鞄を持って、スウェットから私服に着替え、家を出た。
也「やぁー、街は良いね~♪」
私がルンルン気分で歩いていると、
礼「也ーっ!!」
現次男の礼が走って追いついて来た。
也「ん?何?」
礼「俺も、買うものあったからさ」
つまり……一緒に来る、って事っスか?
也「…じゃ、私は、あっちのショッピングモール行くから、礼はあっちのデパートね!」
二人で並んで~なんて、デートみたいでヤだ!
礼「うん、行こう!」
也「…はッ?」
礼はズカズカ私の手を取って、ショッピングモールに向かって歩く。
礼「別々なら、俺来た意味ないじゃん?」
どゆことーっ!!
也「でもさっ、二人で並んで歩いてたら…こ、恋人とかっ、て勘違いされるかも!」
礼「そんな事気にしてたの?…俺は、そう思われて良いっ…てゆーか、そう思ってもらいたい」
はあッ?
私が…困るんだけど?
この、私の高校の近くだからさ?学校の子に見られたら…すーぐに噂になっちゃうわけよ…。
