桜色タイムカプセル

2度目のメイド服に身を包み、携帯を握りしめながら放送に目を向ける。



それは私以外の、クラスメイトもそうだった。



天気は、雲1つない快晴。



秋晴れだそうだ。



万全な準備をしてから迎えた、文化祭当日。



始まる9時までは、あと5分くらい。



みんなが持ち場についている。



「そろそろだってさ」



かいくんが緊張している私に、そっと教えてくれた。



「お互い、頑張ろうね」



この日のために準備をしてきた。



『これより第53回、文化祭を開始します』