桜色タイムカプセル

花火が終わっても、夏祭りは終わらない。



かいくんに私、そして緊急参戦の高橋くんと連れの谷口さん。



私たち4人で、屋台をひたすら回っていた。



「空海も引っ越してきたの?」



「そうだ、だから転校生としては俺の方が先輩だなっ」



私と高橋くんが並び、その前にはかいくんと谷口さんが笑いながら歩いている。



かいくんも威張って、変に先輩面していて、後ろの私たちはその姿につられて笑ってしまった。



「空海、あれ、食いにいこーぜ!」



谷口さんは遠くにある屋台を指差し、かいくんの腕を引っ張る。