桜色タイムカプセル

藍色の浴衣が、とっても似合う彼女さんは、ペコリと私たちにお辞儀をしてくれた。



「紹介するよ、転校したけどまた戻ってきた幼なじみ」



ドカ、と蹴る音と、高橋くんが倒れ込んだのは同時だった。



「谷口早苗です。ちなみに同じ学校に転校する予定だから、よろしくね」



可愛らしい笑顔で、谷口さんは高橋くんの頭をグリグリと押していた。



私たちは目を点にし、驚いていた。



「こいつと接するにあたって、注意がございまーす」



高橋くんは、人差し指を立る。



「ひとーつ!こんなんだけど、素はこうではありませーん」