桜色タイムカプセル

ただでさえスペースがない机に、かいくんはドンッと机から体を乗り出した。



「わっ、かいくん!!」



「あ、わり……」


かいくんの全体重が乗りかかっているせいで、机はかいくんの方に傾いた。



傾いたといえば当然、上に置いている参考書などは滑り落ちそうだった。



そのことにやっと気づいたかいくんは、少しなだれた参考書を直す。



「もうかいくん、どこやってたか忘れちゃったじゃん!」



「わりいって」



「全然謝る気ないでしょ」



かいくんの謝り方が、なんとも素晴らしい棒読みでした。



「よくわかってんじゃん」



「全然よくない!!」