だからね、かいくん。



「また君を想っても、いいですか……?」



真っ白な百合の花と、かいくんの残した空柄の便箋をかいくんに渡した。



「また、来るよ。今度はちゃんと教師になってから」



私はかいくんに笑いかけた。



空を見上げれば、かいくんが見てくれている。



『良い教師になれるように頑張れ』



遠い遠い空の上で、かいくんがそう言って笑いかけてくれたような気がした。

















END