桜色タイムカプセル

1年ぶりに聞くその声は、変わっていなくて、元気だということを示していた。



「どうしたの?家の前に立ち竦んじゃって。入って、入って」



あの明るさも健在で、私は耐えていた涙を、零してしまった。



「え、え!?どうしたの?さくらちゃんっ!!」



買い物袋を手から離し、涙を流す私に慌てていた。



泣き止まなければいけないのに、その優しさにツーンと来てしまう。



「…っどうして、きー姉さんは、優しくして接してくれるのですか?私がっ、かいくんを殺したも当然なんですよっ……」



「さくらちゃん……」



どうしてこんな質問をしたのか、自分でもわからなかった。