桜色タイムカプセル

また、今度来た時に買おう。



それから私は、クラゲのぬいぐるみに抱きついた。



すごい柔らかくて、ここで今すぐ眠ってしまいそう。



気持ちいいなー。



でも、お値段が。



「さくらは、何か買う?」



「あ、ううん。ちょっとお財布に事情があって」



かいくんがお買い物を済ませてから、私たちは水族館から足を背けた。



2人の切符代は私が払い、お互い並んで電車に揺られる。



いつもよりはしゃぎすぎて、疲れてしまったみたいだ。



睡魔が襲いかかってくる。



「おいで。着いたら起こすよ」



「う、ん……」



かいくんの心地よい声に、体を預け、私はそっと目を閉じた。