桜色タイムカプセル

豪快な笑顔は、全く変わらない。



まだ1週間経っただけで、何故かかいくんが遠くに行ってしまったような感じがした。



「そういえばさ、なんでさくらは俺のこと、かいくん、って呼ぶの?」



そういえば、そんなの考えたこともなかった。



名前を聞いた時から、その呼び名が浮かんだから。



なんて、言えやしない。



「んー、空海って長いじゃん。だからかいくん」



「くうくん、とか、くう、とかいっぱいあるけどそれなの?」



「だってかいくんは、くうとかそんな可愛らしいの似合わないじゃない」



私は少し上から目線で笑った。