桜色タイムカプセル

お母さんの愛情を受け取り、背中を向けて外へ飛び出した。



「いってきます。お母さん」



私はお母さんに笑顔を向けてから、かいくんの家に向かった。



「おはよう、かいくん」



一緒に出かけるのは、夏祭り以来。



2回目のかいくんの私服姿を見て、不意にもときめいてしまった。



あの時とは違うこと。



それは、私がかいくんに恋をしていると自覚してしまったこと。



「おっし、行こっか」



かいくんのあとをついていくように、私は走った。