桜色タイムカプセル

新聞紙に包み、未だに棒と化しているお母さんを椅子に座らせ、無理やり朝食を口の中に突っ込んだ。



「や、やめなさい……!」



やっと、意識が戻ってきたようだ。



「やっぱり、田宮さんとよね……。よしっ、チャチャッと食べちゃってお母さんの部屋にいらっしゃい」



お母さんの言葉通りに、チャチャッと食べてお母さんの部屋に向かった。



久しぶりに入ったお母さんの部屋は、散らばってもなく、必要最低限の物しか置いていなかった。



それでもベッドは、タブルサイズ。



毎日お母さんは、この広いベッドに1人で寝ているんだ。



そう思うと、心がぎゅっと切なくなった。