あれ。チャンスかも

真面目そうな人だし、勇気を決めた私は、

ブランコの方へと近づいて

「あのー、」

「え?...わ!な、なに?」

あれ、真面目そうな顔だと思ったら、

子犬みたいな愛くるしい顔で
顎がシャープな人だ、

「今日、1晩だけ泊めてくれませんか?」

「......え?」

「お願いします」

頭を下げた。