愛して。

愛して。

愛して。


「 あいっ... 」


苦しげな吐息に混じる、

滅多に呼ばれない名前。

肌を伝わる温もりが、

私の欲を掻き立てる。

この熱が途切れれば、

私たちはただの他人。


「 かおるっ 」


白いベッドに、

オレンジ色のライト。

汗ばんだ身体が擦れ合う。