事務所でそんな事があってるなんて知らない僕はギロチンで依頼人と向かい合っていた。

依頼人は40になるかならないかってぐらいのおばさん…って言っても僕より年上ってだけでそんなに老けてる訳じゃない。

名前は柳川っていうらしい

「それで柳川さん…依頼内容ですが探して欲しい人ってのは?」

「一人娘の雅(ミヤビ)が昨日から帰って来ないんです。素直で親に心配かける子じゃなかったのに…」

おばさん…ポロポロ涙流し出しちゃったよ。

「それは心配ですね…ところで雅さんって歳幾つですか?あ〜勘違いしないで下さいね。年齢から立ち寄りそうな場所あたるだけですから…間違っても自分のタイプとか許容範囲外は手抜きするって意味じゃありませんから」

「当たり前でしょっ!こっちは恥を忍んで頼んでるんですから」

う〜ん…怒らせたかな?