事務所に戻ってきてからも僕は小林さんを見つめていた。

この人…結局男をイジメるしか趣味ないんかな?

そんな事考えながら熱い視線送ってたら

「陸クンにもやっと麻希ちゃんの良さが解ったんだね」

食い付いて来たのは所長

「え…ああ…いや」

僕がしどろもどろしてたら

「いや〜隠さなくてもいいんだよ。ウチの留美と違って麻希ちゃんは頭もいいし何よりも女王様体質を持ってる。麻希ちゃんなら僕らみたいなドMを厳しくイジメてくれる」

所長も妙な事を…

せめて顔褒めてやりゃいいのに…一応そこら辺の女の子よりは美人なんだし