波留は日記を付け始めた。
毎日毎日、生きることだけを考えて悔いのないように生きたいからと毎日楽しみを見つけていた。



俺は、波留の入院日を稼ぐためにコンビニのバイトだけではダメだと引っ越し屋のバイトや飲食店のバイトといくつかバイトを掛け持ちした。




ただ涙ばかりが溢れるだけで波留に何もしてあげられない自分ができることはこれくらいしか思い付かなかった。



波留の病室にはどんなに疲れても毎日通った。