私は人を信じない

あーもったいない。食べ物は大事にしないと。まぁ、別に弁当なくても買えばいいんだけどさ。
「それと、これもいらないわね。」
そう言って細田が取り出したのは、私の財布だった。
「あっ!それだけはやめて!それがないと生活できないの!」
私は財布だけは嫌だった。だって、財布がなかったら生活できないに決まってる。
「嫌よ!言ったでしょ?アンタの大切なもの全部奪って、壊してあげるって。」
そう言って、細田は席へ走っていって、自分のカバンに私の財布を入れた。
「返せ!それだけは返せ!それがないと駄目なの!」
「嫌って言ってるでしょ?しつこいわね。気持ち悪いのよ!」
私が自力でも返そうと、細田のカバンに手を掛けると、
「おい。寺山。何やってんだ。」
あの例の糞教師、羽田来喜先生が来た。