外を見ていた。雲ひとつ無い、晴天の空。
あーなんで私生きてんだろ。
友達なんていないけど、やっぱ独りって寂しいね。関係ないけど。
自分から死のうとは私はしないって決めてる。事故とか事件に巻き込まれて死ぬなら後悔しないけど。
自分から死んだら多分あの自己中金持ちギャル女の細田梨奈とかいう奴に負けると思う。
そんなこと考えていたら、ドアが開いた。
「寺山!大丈夫か!?」
「ひ、樋口!?なんで!?」
そこには冬なのに汗だくの樋口がいた。