私は人を信じない

断った為、その細田文具の社長は一旦帰ったが、一週間後、大金を持ってまた来た。
金で釣ろうと考えたのだろう。
この店を売ってくれれば、この大金が手に入り、一生裕福な暮らしをする権利を得られる。そう言った。
だが、店主は断り続けた。
その次の日も、そのまた次の日も、社長は来続けた。
でも、首を縦に降ることはなかった。
そして、社長は最終手段に出た。