もちろん服はビッショビショ。
今日は体育はないから、体育着はなくてこれで帰らなければいけない。
私は人を信じない。そう誓ったはずだ。
でもやっぱり寂しいよ…
寒いよ…
どんなに嘆いても、誰にも届かない。
こんなに人を信じないってこんなに辛くて、悲しくて、寂しいんだね。
無意識に、筆箱からカッターを取り出した。
カッターの刃をだんだん出していく。
その刃を手首に近づける。
カッターを横に引いた。
赤い血が滲み出ていた。
こうしないと、私の生きている意味がわからなくなりそうで。

私は、

この世にいていいのだろうか。