私は人を信じない

「あっ!そうだ!水被って寒いだろうから、暖めてあげるわね!」
「え?梨奈、どういうこと?」
いや、嫌な予感しかしないんだけど…
「こういうことよ…フフフ…」
そう言って梨奈が取り出したのは…
ライター。
「ちょっと!香菜!腕、まくりなさい!」
「おっ!いいじゃん!やっちゃえやっちゃえ!」
「面白そー!」
これマジでやばくね?
「ちょっと!マジでやめて!それだけはやめて!お願い!やめて!」
「やめるわけないでしょ?アンタが悪いんだから。フフッ…みんな!コイツを押さえつけて!」
「おー!やれ!お前ら!」
梨奈が強制的に私の腕をまくってライターを近づける。
梨奈の命令で皆が私を押さえつける。
「本当にやめて!これだけはやめて!燃やさないで!私の手を燃やさないで!お願いします!やめて!やめて!」
「何を言っても無駄よ!」
泣きながら叫んでも、聞き入れる事もせず、ライターの火をつけてライターを近づけられる。
「やめて…やめて…やめてぇ!」
私の腕にライターの火が当たり、痛々しい痕が出来る。
「アッハハハハハハハハハハハハ!やっぱりおもしろー!ヤバっ!面白すぎ!ハハハハハ!うわー!ハハハハハ!」
そして、教室に皆の笑い声が響いた。