私の好きな人は先生でした。

私がスクールバッグを机の上に置き椅子に座ると私の元へ歩いてきた。



「今日もいたの?例の人!」



美羽には、私の好きな人のことを伝えてあって、相談した時に「それは恋だ!」ってキラキラした目で言ってたのも美羽。



「うん、いた。
今日は、ちょっとお話したよ」



「え?どんなこと?!」



美羽は、サラサラのボブヘアーに水色の少し大き目のピンを2つ付けていてとってもボーイッシュで可愛らしい。



「髪の事とか?」



私は頭をフルフル振って、束ねてある髪を揺らした。



「はぁ?!髪?!」



「う、うん。今日は結んでるんだね
とか。
か、可愛いね...とか」



「えーー!やば!
その人も一花に恋してるんじゃない?!」



ドンッと机を叩き興味深々の美羽。



「ちょ、落ち着いて...!!
そんなことないよ。
相手は私のことなんか電車が同じ高校生としか思ってないよ。



その人はもう社会人っぽいし...きっと恋人位いるよ」



自分で言っといてかなり落ち込む。



好きな人に恋人がいるなんて誰でも辛いでしょ?



「んー、私はそうは思わないけどなー」



私の机の前に立ってた美羽が
いきなり私の前の席の人の椅子にどかっと座り足と腕を組みながら語り始めてきた。



人差し指を上向きにピシッと立て...



「彼女いたら普通ほかの女に軽々しく話しかけたり、自ら肩貸したり上着掛けたりしないでしょ?」




まぁ、確かに...
私だったら恋人がいたらしないかな...



でも...



「あっちは大人。


私は高校生。


あっちから見たら私なんかまだまだ子供だよ?


美羽だって小学生の子が同じ状態だったら恋人がいても、肩貸したり勢いでしちゃいそうじゃない?」



「まぁ...私は航太一筋だしいくら小学生でも男の子ならしないよ。」



美羽には三上 航太ミカミ コウタっていう恋人がいる。


美羽と同じバレー部で背も高く優しい人。

「そーかなぁ」



頬杖をついて考える私。



私はよくお節介って言われるし、小さい子なら肩貸したりしちゃいそう。



もし、あの人もそういう人だとしたら...