私の好きな人は先生でした。

「そっちも可愛いね」



「え!/////」



か、可愛いとか...
まぁ大人から見たら私も子供だし小学生とかに可愛いって言うのと同じかぁ...



「ははっ、その反応も可愛い」



ドキッ



でも、それでも『可愛い』っていう単語に反応してしまう私は馬鹿だ。



「そういうの...簡単に言わない方がいいですよ」



私みたいに勘違いする人だって出ちゃう。



「えー、俺は思ったこと言ってるだけなんだけどなー」



「私にはそうは見えませんー」



「お世辞に聞こえる?」



はい。
とは言えない...けど。
お世辞っぽくはないかな



「お世辞じゃなくてもつい癖で。とかあるじゃないですか」



「俺、どんなチャラい奴なのwww」



「ふふっ。」



まもなく停車致します---



「あ、もうお別れだね」



「ですね。また!」



「うん!バイバイ」



ずーっと手を振って電車が見えなくなるまで見送る。



「さーてとっ、学校行こっと」


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「おはようございます、村井さん!」



「あ、おはよう小日向。」



この人は生徒会長の村井 涼 ムライ リョウさん。



優しくて、とても頼りになる先輩。



皆からの人気も評判も良く、明るい性格でかなりモテるって噂で聞いた!



見た目は黒髪のチャラ男みたいな感じだけど全然違う。



なんか、1年の時は茶色に染めてたらしいけど生徒会に入ることになって黒髪に戻したらしい。