私の好きな人は先生でした。

「二個前だよな?」



二個前とは、片桐先生の乗っていた駅の二個前の駅で私が乗ってたからなんかそう呼ぶようになった。



「はい!」



「おっけー、あ。TVみていいよ」



車に設置されてる画面をTVに切り替えてくれた先生



「ありがとうございます」



そういうさりげないとこも好き...。



「ん。今何時?」



助手席の背もたれの後ろに手を掛けて後ろに車を下げてる先生。



「5時11分です」



「おっけ、多分20分くらいにつくと思うから」



「はい!ほんと、ありがとうございます」



「全然」ニコッ



先生の自然な笑顔。
本当に好きだ。



ほかにも
先生の匂い

先生の腕

先生の背中

先生の髪

先生の服

先生のすべてが好き。



車の中でほのかに香る先生の匂いと、車内に付けている設置用香水の香りが混ざった独特の甘めの匂い。


それまでもが好き。



「最近さー」



ややとばし気味で車を運転する先生



「はい」



「生徒からの恋愛ばなし多いいんだよねー」

赤信号で止まった車。

ハンドルに寄っかかってこっちも見てる先生。



「俺恋バナとか恋愛相談とか苦手でさー
なんかいいアドバイス法しらない?」



きっと、先生に恋バナを持ち込んでくる生徒なんて先生のことが好きな生徒に決まってる。



先生のことが好きな生徒にアドバイスだなんて...