私の好きな人は先生でした。

「え?!

そんな...私全然女の子って感じじゃないですよ。がさつだし...」



「えぇ、俺にはすっごい女の子要素ふんだんってイメージ」



「そう思ってくれてるだけで嬉しいです」



「ははっ
あ、てかヴァイオリン5:30からでしょ?
もう、5時まわってるよ?」



時計を見ると5:08。



「えっ?!もうこんな時間...
次の電車何時だろう」



急いでスクールバッグから電車の時刻表を取り出す



「今から駅まで行ったって考えて5:20のか...間に合わないなー」



とため息をつく

「ヴァイオリンの教室一花の家の近くなの?」



「あ、近くではないですけど駅は同じなんです」



急いで書き終わらせ、バッグにつめる。


「おくってこうか?」



「え?!
そ、そんな。大丈夫です!
なんとかなりますから」



「でも、今から俺の車乗ってけば間に合うよ?
ってか、乗って!」



俺も帰る準備するわ!
と言って、職員室に走っていってしまった。



「あっ...」



大丈夫ですよと言おうとしたけどすごくうれしかった。


きっと、片桐先生の車に乗る生徒は私が初めてだと思うから。


先生と生徒なのに車に乗せて貰って大丈夫なのかな...
って少しは頭の奥底で思ってたけど



心臓が高鳴ってそれどころじゃなかった。