その返事をして呆然としてる私に



「もうすぐ着きますよ?」
と声をかける男性



「あの、なんで私の降りる駅...」



私がきになったのはそこ。
初対面の人なのに...



「あぁ。君の制服。
俺もそこ出身高だから」



「そうなんですか!!!!!」



「うん。」
とニコニコしてる。



すごく幼く見える笑顔なのにどこか大人っぽい



そして目線をしたに向けると



「え?!」



私の膝にかかってるスーツの上着



「あ、それ俺の。くしゃみしてたから寒かったのかなーって」



「そうなんですか...すいません!」



丁寧に返す私にいーのいーの!と微笑んでる。



優しい人



そーいや、なんか首いたいなーと肩をグルグル回す。



無意識に横を向いた時だった。



ん...?その人の肩の部分にシワができてる?!



「も、もし、もしかして。
わ、私、あなたの肩に頭あずけたりとか...」



「そうだよー頭落ちそうだったから隣行って支えたの」
と、またまた、スマイル



え、支えてくれたの...?!
どーしよ...
初めてあった人にそこまでの無礼を...



「ほんとにごめんなさい!!」



その場にたって頭を下げる



電車に乗ってた数名の人が私の方を見てるけどそんなの気にしない。



「いいから、いいから!
ほら顔上げて副生徒会長さん」



「え?!」



「バッジ」
と自分の左胸を指さすその人



私たちの高校は、なった役職のバッジを男子は襟に、女子は左胸の部分につけるようになってる