私の好きな人は先生でした。

「お、まじー?!みんなこれつけて!」



私たち以外の皆に配られたあるもの。



私と大翔もさっきもらったそれを身に付ける。



「ささっ!くるくる!
茜、汐音早く!」



「ちょ、まって!」



「あぁ、急かすから間違えた!」



黒板に何か書いてる汐音さんと茜さん。



「蓮、先生どこら辺にいた?」



安藤さんが茜さんと汐音さんの様子を見て聞く。



「俺、階段のところに待ち伏せしてて、1階から上がってくるとこ見たから、多分もうそろ来る」



「ヤベェ、じゃん。ちょ、二人とも急げー」



「ん。もー少し。
あと、これだけ...!」



「「よし!!!完成!」」



「じゃ、そろそろだぞ!」



沢森さんの合図でみんなの視線は扉。



でも、私はどうしてもそっちの方を向けなかった。



目が合ったら逸らす自信があったし、そんなことして意識してるだなんて思われるよりはもともと見ない方がいいでしょ?




ガチャ...



「「「「片桐先生ーー!ようこそ!」」」」



「おお、びっくりした」



みんなの声に驚く先生。



そりゃ、びっくりするわな。

いきなり来て、歓声と拍手。



黒板に書いてあるメッセージ。



そして...




























私たちの被り物。


先輩方は三角帽子なのに、



私と大翔は『welcome』の文字がよく目立つ四角い帽子。



帽子に小さい黒板みたいなのがついててそこに文字が書ける。