私の好きな人は先生でした。

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放課後。



「一花!
帰ろ」



「うん!」




「一花!」



「え?」



廊下を歩いてるといきなり後ろから名前を呼ばれた。



大翔だ。



「今日、生徒会の居残りあるって!
片桐颯先生の歓迎会とかするらしいから!」



「え゛」



う、うそぉ...



「はは、一花、頑張!」



「うぅ...ごめん、美羽。
じゃ、じゃあね」



「うん。
夜連絡ちょうだい!
色々聞き出す」



にやっと笑うその顔はまさに小悪魔



「わ、わかったよ」



その表情に圧倒され語尾が小さくなった



「それじゃ!」



「うん!」



私たちは手を振り合った



「一花行こう」



「う、うん」



早歩きで渡る廊下



「ねぇ、そーいえば大翔」



「ん?」



「生徒会って元はといえば担当の先生いなかったよね?」



私たちの学校は

先生1人につき1つの部活にしか顧問を持てず、

部活数の多いこの学校は

一年前、生徒会担当の先生が離任してから

生徒会の担当の先生はつくらず、

その日その日で手が空いてる先生が来るって感じだったのに...



「まぁ新しい先生が来て担当できる部活が空いてなかったのか、この学校で生徒会の経験があるからなのか。
じゃね?」



「そっかー」



「うん、なんで?」



「...いや、気になっただけ。」



「そうなんだ」



「...うん。」