校門を出てすぐ携帯の着信音が鳴った。
電話の相手は、俺が良く通うレコードShopの店長だ。
どうやら、俺が注文していたCDが届いたらしい。
俺は、キンヤに後で必ず合流すると約束し、レコードShopに向かう事にした。
キンヤは、ここでも俺を疑って一緒にレコードShopに向かうと言い出したが、待ち合わせの時間まであまり余裕が無かったので渋々諦め、可愛いく指切りまでして先にカラオケ屋に向かった。
俺が注文していたCDは、日本ではまだ取り扱いされてないある新人R&Bシンガーのminiアルバムだ。
レコード店の店長に無理にお願いしてアメリカまで買い付けに行ってもらった。
レコード屋までの道のりは、早くお待ちかねのCDを手に入れたくてウキウキしていた。
そんな俺の視界に一人の老婆の姿が現れる。
老婆は、交差点の大きな横断歩道を渡っている途中で信号が赤に変わり、停止している車からクラクションを鳴らされオドオドと困惑している様子だ。
気がつけば横断歩道まで走り老婆の手を握っていた。
「慌てなくて大丈夫。一緒に渡ろう。」
俺の急な行動に少し驚いたようだが
「あらま?ありがとう。」
顔をしわくちゃにして笑顔で俺の申し出を受けてくれた。
止まっている車に軽くお辞儀をしておばあちゃんの手を優しく引いて横断歩道を渡った。
「あらまぁまた助けられたねぇ~」
俺の顔をじっと見つめ語りかける。
「そうだっけ?こんな美人なら忘れないんだけどなぁ?」
と心当たりが無かったのでおばあちゃんに冗談を言ってはぐらかすと
「ありがとう。ほら前は駅で迷子になった時に助けてもらって。」
ふふっと笑顔でとぼける俺に笑いかける。そう言えば、去年の春駅で迷子になってるおばあちゃんを助けた様な…!
「あっ!!!久しぶりだね!」
「あの時もありがとうね。」
おばあちゃんの優しい笑顔は、俺の心を不思議と和ませる。
自分でも不思議なぐらいだ。
「けど本当私の初恋の人にそっくりだわ。ハンサムさん。」
と誉められた。
お年寄りの言う事は、いつも半信半疑に聞いている。
こないだ会ったキンヤの婆ちゃんには、ある時代劇の将軍様に似ていると言われた…
だから、俺もお婆ちゃんの話しに合わせる様に
「そうなんだね。ありがとう。」
笑顔で誉めてくれたことにお礼を言った。
本当は、こうやってのほほんとおばあちゃんの相手をしてたいが、俺は、CDとついでにキンヤ達を待たせていたのでおばあちゃんに
「またね。」
と言って別れた。
おばあちゃんは、走り去って行く俺の背中に「ありがとう。」とお辞儀をしてゆっくりと歩き出す。
電話の相手は、俺が良く通うレコードShopの店長だ。
どうやら、俺が注文していたCDが届いたらしい。
俺は、キンヤに後で必ず合流すると約束し、レコードShopに向かう事にした。
キンヤは、ここでも俺を疑って一緒にレコードShopに向かうと言い出したが、待ち合わせの時間まであまり余裕が無かったので渋々諦め、可愛いく指切りまでして先にカラオケ屋に向かった。
俺が注文していたCDは、日本ではまだ取り扱いされてないある新人R&Bシンガーのminiアルバムだ。
レコード店の店長に無理にお願いしてアメリカまで買い付けに行ってもらった。
レコード屋までの道のりは、早くお待ちかねのCDを手に入れたくてウキウキしていた。
そんな俺の視界に一人の老婆の姿が現れる。
老婆は、交差点の大きな横断歩道を渡っている途中で信号が赤に変わり、停止している車からクラクションを鳴らされオドオドと困惑している様子だ。
気がつけば横断歩道まで走り老婆の手を握っていた。
「慌てなくて大丈夫。一緒に渡ろう。」
俺の急な行動に少し驚いたようだが
「あらま?ありがとう。」
顔をしわくちゃにして笑顔で俺の申し出を受けてくれた。
止まっている車に軽くお辞儀をしておばあちゃんの手を優しく引いて横断歩道を渡った。
「あらまぁまた助けられたねぇ~」
俺の顔をじっと見つめ語りかける。
「そうだっけ?こんな美人なら忘れないんだけどなぁ?」
と心当たりが無かったのでおばあちゃんに冗談を言ってはぐらかすと
「ありがとう。ほら前は駅で迷子になった時に助けてもらって。」
ふふっと笑顔でとぼける俺に笑いかける。そう言えば、去年の春駅で迷子になってるおばあちゃんを助けた様な…!
「あっ!!!久しぶりだね!」
「あの時もありがとうね。」
おばあちゃんの優しい笑顔は、俺の心を不思議と和ませる。
自分でも不思議なぐらいだ。
「けど本当私の初恋の人にそっくりだわ。ハンサムさん。」
と誉められた。
お年寄りの言う事は、いつも半信半疑に聞いている。
こないだ会ったキンヤの婆ちゃんには、ある時代劇の将軍様に似ていると言われた…
だから、俺もお婆ちゃんの話しに合わせる様に
「そうなんだね。ありがとう。」
笑顔で誉めてくれたことにお礼を言った。
本当は、こうやってのほほんとおばあちゃんの相手をしてたいが、俺は、CDとついでにキンヤ達を待たせていたのでおばあちゃんに
「またね。」
と言って別れた。
おばあちゃんは、走り去って行く俺の背中に「ありがとう。」とお辞儀をしてゆっくりと歩き出す。
