やがて、兄達の子供達と比較される事も無くなり、それどころか理に敏感な周りの大人達は、麗人を除く黒川家の中で最も色濃く才能を受け継いだ俺を次期当主にするべく俺に取り入る様になった。
兄達でさえ、自分達兄弟よりも麗人の血を色濃く引いた俺に畏怖していた。
ただ、実を言うと黒川家の家督を継ぐことなんて興味が無かった。
中学に入学した俺は、佐土原さんの厳しい英才教育からも解放されて自由を得ていた。
学校もサボって、幼稚園時代から妙に俺になつくキンヤと一緒に「可愛い女の子を探す旅」とか言いながら、色んな中学校を回ったり、その都度カランでくるヤンキーを持て余す武力でやっつけたり、自分で言うのも何だが俺が黒川家から受け継いだ才能は、智力や体力だけではなく、容姿も優れていたみたいで群がる女の子達を相手にちゃっかり初体験を済ましたりとスキャンダラスでファンタスティックな中学生時代を過ごした。
そんな俺だけど憎たらしい事に、勉強は一族の子供の中でも郡を抜いて出来たので兄達も俺に対して何も言わなかった。
当然の事だが麗人は俺に対してノータッチで、財政会が集まる大きなパーティーに付き添いとして連れて行かれる時ぐらいしか顔を合わせなかったし、言葉も交わさなかった。
高校も色んな名門高校から誘いが来たが、祖父の友人が理事長を務めるS学園に進学した。
理由は、シンプルだった。
「一緒にS学園に行こう。」
とキンヤに誘われたからだ。
それだけ?と思うかも知れないが、キンヤは、「黒川継人」ではなくただの「継人」として付き合ってくれる貴重な友人だった。
周りの大人達も、同じ学校の生徒達も、俺に群がる女の子達も俺がもつ黒川家の才能や容姿を求めるだけだが、キンヤは違った。
高校に入学してからも一時を除いては、中学の時と変わらずスキャンダラスな生活を送っていた
兄達でさえ、自分達兄弟よりも麗人の血を色濃く引いた俺に畏怖していた。
ただ、実を言うと黒川家の家督を継ぐことなんて興味が無かった。
中学に入学した俺は、佐土原さんの厳しい英才教育からも解放されて自由を得ていた。
学校もサボって、幼稚園時代から妙に俺になつくキンヤと一緒に「可愛い女の子を探す旅」とか言いながら、色んな中学校を回ったり、その都度カランでくるヤンキーを持て余す武力でやっつけたり、自分で言うのも何だが俺が黒川家から受け継いだ才能は、智力や体力だけではなく、容姿も優れていたみたいで群がる女の子達を相手にちゃっかり初体験を済ましたりとスキャンダラスでファンタスティックな中学生時代を過ごした。
そんな俺だけど憎たらしい事に、勉強は一族の子供の中でも郡を抜いて出来たので兄達も俺に対して何も言わなかった。
当然の事だが麗人は俺に対してノータッチで、財政会が集まる大きなパーティーに付き添いとして連れて行かれる時ぐらいしか顔を合わせなかったし、言葉も交わさなかった。
高校も色んな名門高校から誘いが来たが、祖父の友人が理事長を務めるS学園に進学した。
理由は、シンプルだった。
「一緒にS学園に行こう。」
とキンヤに誘われたからだ。
それだけ?と思うかも知れないが、キンヤは、「黒川継人」ではなくただの「継人」として付き合ってくれる貴重な友人だった。
周りの大人達も、同じ学校の生徒達も、俺に群がる女の子達も俺がもつ黒川家の才能や容姿を求めるだけだが、キンヤは違った。
高校に入学してからも一時を除いては、中学の時と変わらずスキャンダラスな生活を送っていた
